神尾印房 印章彫刻者

 

神尾尚宏 

神尾印房代表(かみおいんぼう2代目)

 

厚生労働省認定 一級印章彫刻技能士

(公)全日本印章業協会認定 一級印章彫刻師

(一社)全国技能士会連合会認定全技連マイスター

おかざき匠の会所属

第38回技能コンクール印章彫刻の部優勝の他、全国印章技術大競技会、

大印展などで受賞歴あり

 第29・30・31・32回技能グランプリ愛知県代表選手として出場・入賞多数

 

 

「繋がる想い」

 

 

「きみが産まれた日の慶び、人生の門出・・・それはごく自然でささいな人間の営みで、

 

そこには機械ではなく人間の温もりのある自然さがあって欲しい」 

 

機械化が進んだ現在、9割を機械で作り1割を手で仕上げる印章製造工程が主流です。

 

 画一化した機械フォントで作る印章は早く安く便利です。

 

しかし同じものができる可能性があることは否めません。

 

一から十まで手作業の手彫印章では、職人が独自の字を描き、美しい線質で彫り上げ、

 

じっくりと手間暇かけて唯一無二印章を作り上げる。

 

先人達から繋がる技術で印章を彫る職人の自然な姿と日常の当たり前がそこにあります。

 

しかし作り手は人間だから想いをのせ、期待し緊張もします。

 

人生を彩る節目の印章は、くっきりとその名を写し、美しい印影で、長く持ち続けられるものを、と。 

 

先代の作った印鑑を持って、結婚されるお子さんの印章を二代目に注文される、そんな「繋がる」

 

シーンが当店にも存在します。それはお客様と作り手の幸せの共有かもしれず、誇らしく、緊張する

 

場面であり、それもささいな人間の営みの一つです。

 

ひとの一生が慶びや悲しみの「節目」と「ささいな営み」の繰り返しならば、

 

そこに見合った自然な手仕事で答えたい。

 

その想いで手彫印章を作っています。